あたしは、授業になんか集中できなかった。


隣にいる優君の気配、真横を見る事なんかしなくてもわかるよ。


っていうか、絶対真横を見ちゃだめだもん。


だって、見てること気づいちゃうでしょ?


優君、知らないでしょ。


優君との距離が近いとあたしは呼吸が上手く出来なくなるんだよ。



嬉しくてにやけちゃう。あたしは変態か!!なんちゃって。


最近嬉しいことがあるんだ。


それはね、机が離れちゃってたりずれてちゃってた時にスッって優君が机をくっつけてきてくれること。


あたしだけがさみしいわけじゃなかったんだ、って実感できるから。


優君と目合わせて笑いあえる今がずっと続いてほしいって、あたしだけを見てほしいって美香最近欲張りになってきちゃった。


早く、君にこの思いを伝えたい。


でももう笑いあえなくなるのは嫌だったんだ。


これ以上は隠せないよ…。


優君、好き。