[優哉side]

マジかよ。似合いすぎ…。


目の前の女の子は、人形のように可愛かった。


「超、恥ずいよ~。これ、変かな??」


そう言いながら顔を隠す美香は犯罪的にヤバかった。


そんな風に、煽んなよ。これで無自覚にやってるから困る。


ふつうにいいと思うんだが、ちょっとエロくねぇか?


こんなんでうろつかれたら、気が気じゃねぇっつーの。


俺は店員を呼んだ。


「あの、これ以外にメイド服ってありますか?」


「キャー。お客様可愛いーですよ♥…。あ、すみません。申し訳ないんですけど当店ではこの型のメイド服しか扱っておりません。」


「そうですか、じゃあこのメイド服を人数分用意してもらっていいですか?」


「はい!ほかに、なにかご用ありますか?」


「あの…。執事服も試着したいんですけどいいですかぁ?」


美香が急に口をはさむ。


「もちろんいいですよ。こちらに来て下さい。」


俺は店員さんに連れて行かれた。