大分、苛立っている様子の小田桐さんは
「早くしてよ!もうなんなの?」
とキレ気味。
こっちがなんなの。だよ…。
「単刀直入に言うよ。小田桐さんあたしになんの恨みがあるの?あたしに嫌がらせしてるよね?」
そう言うと、焦ったように
「何を根拠にぃ?湖山さんって被害妄想激しくなぁ~ぃ?」
その時あたしの中で、何か糸みたいなのがプツンと切れた。
「・・・ほんとは、言いたくなかったけど、言うしかないみたいだね。あたし全部知ってるんだ、この間たまたま教室通ったら小田桐さんあたしの机の中あさってたよね?ほら、これ証拠。まだ何か言いたりない?」
小田桐さんは、写メを見てあきらめたように言った。
