授業中あたしは、優君にお昼のことを話した。
「ん?別にいいけど。」
あたしは複雑な気持ちでお礼を言った。
お昼の時間。
優君と一緒に小田桐さんを誘いに行くと、
「久城君待ったぁ?留実ねぇ、今来たばっかりでぇ…」
ってずっと、優君に話しかけてる。
小田桐さんは下の名前が「留実」らしい。あたしも失礼だが、今初めて知った。
ご飯を食べ終わって、あたしは小田桐さんに話があるから先に行っててと優君に伝えた。
小田桐さんは、馴れ馴れしく
「優哉君、もう行っちゃうの?」
猫なで声でなかなか優君を離してくれない。
優君も困っているみたいだし…。
「小田桐さん、あっち行こう。」
と無理やり引っ張って行った。
