「次は、久城くんおねがいします。」


「はい。」


返事をして立ち上がる優君はかっこよく、ついガン見してしまう。


どんだけ好きなんだよ(笑)


「僕は実行委員になった久城です。みんなが楽しめる文化祭を、みんなと協力して作ります。よろしくお願いします。」


ん?あたしより少しだけ拍手が大きくない⁇


「久城クンかっこいい!あたし好きかも。」とかいう女の子の声がかすかに聴こえてくる…。


あぁ、そういう事ね。


その日のお昼、あたしは藍と夕莉に泣きついたのは言うまでもないよね?