貴方の頬に触れたなら



柔らかな髪が私の頬を撫でる

柔らかな手が唇が

冷たく光る月のもと
悪戯に私の指先を掠める。

まるでひらひら舞い飛ぶ可憐な蝶のよう

貴方が私からはなれぬよう


私は腕を籠に変えるのです。