「おい、何してるんだ!!」

誰かが助けにきた。

あぁ白馬の王子様がやって来たんだ……

助かったと思い振り向くと

「え゛……」

今完全に変な声出た。

だって後ろに私と同じ顔がいたから。

前言撤回

白馬の王子様じゃなくて
ただの恭夜だ。

「なんだ、恭夜か。」

「なんだとは何だ!!折角助けにきてやったのに」

何偉そうに言ってんだよ、
お前のせいでこんな事になったんだよ。

「はいはい、どーもありがとーこざいますぅー」

とりあえずありがとうとは言っておいた
棒読みだけど。

「お、おい…」

そんなくだらない会話をしていたら
私の前にいる金髪ピアスが
何かよく分からない顔をしていた。