そんな事は気にせず
その子は奴に話しかける。
「そんな冷たい顔しないでよぉ~、恭夜君の為にお弁当作って来たから一緒に食べようと思ったんだよぉ?」
甘えた口調で話す
女の子にイライラしながら
私は嫌々二人の会話を聞く。
「あー、悪いけど無理。」
「えー、何で!?」
冷たく断られ
怒る女の子。
私はいつまで
こいつらの会話を聞かないといけないんだろう。
アイツは中々お弁当渡さないし
お腹空いたし
やっぱり購買で何か買おうかなー…。
そう思ってた時、
グイッ
「うわっ!?」
いきなり奴に肩を抱かれ
「今日は、杏華が弁当作ってくれたからダメ。」
と、奴はかなりキモい発言をした。

