私と双子の兄



「でも意外だなー、東条君真面目な人なのに、こんなヤンキーと友達なんて。」

いやー
ほんと、意外だな。

「こんなヤンキーって失礼だなっ!!大体コイツだって中学の時はや……「恭夜くん?」

「わ、悪い……つい……」

え、今の何……?

さっきの東条君物凄く怖かったんだけど……

あんな怖い顔もするんだな……。

………にしてもアイツ中学から
東条君と知り合いだったなんて………

全く知らなかった………
と言うか羨ましいっ!!

……なんか段々ムカついてきて
恭夜を睨んだ。

「え、何で俺睨まれてるの?」

「何かムカつくから。」

「え!?酷くない!?」

「うるさい、黙れ、バカ恭夜。」

「たくまぁぁぁ~杏華がいじめてくる~」

泣いたふりをして
東条君に飛びつく。

ほんと、見た目はヤンキーだけど

中身はヘタレなんだよね、アイツ。

「あははっ!!!」

いつもの用に
恭夜とくだらない言い合いをしていたら

東条君が大爆笑した。