ふたつの唇






   圷百合side



屋上の鍵をあけると、そこには青空が広がっていた。

ピッキングの為に使ったピンは、もう使い物にならない。


あたしは舞から貰ったお弁当を置いて寝そべる。



舞はあたしといない方が、ずっと楽しいはずなのに。特定の彼氏も作ろうとしない舞は、レズなのかとも思う。