また明日 -君と僕の約束-


「秀宝山 麗華(しゅうほうさん れいか)。
なんか、どっかの社長の娘らしいよ。んで、2年の権力者。
山本くんの元カノだよ。」

「元カノ・・。」

「もう別れたって聞いたんだけど、まだ付き合ってたか、ヨリ戻したのかねぇ・・。」

春斗・・・。

「でもさっ、優奈と山本くん付き合ってるのに、フタマタなんてヒドいね。」

ううん。違う。
ちゃんと言わなきゃっ・・・。

「あのね・・・っ 本当はっ 付き合ってないんだ・・・。」

「え・・・。」

「あのね、私を守るから、付き合ってたほうが都合いいから、って
嘘ついてたの。 ・・ゴメンね。」

「そうなんだ・・・。」

「だから、フタマタじゃないんだよ。彼女がいるのに、私のために嘘つかせちゃって、
悪いことしたなぁ! まぁ、彼女の1人くらいそりゃいるよーっ!
おどろくことじゃないって!」

・・・なんて、ただの強がり。
本当はショックだった。かなり。
距離が近づいてるような気がしてたのは、私だけだったんだ。
春斗には、ちゃんと大切な相手がいたんだね。

「優奈、無理してない?」

「...してないよっ! 私は春斗の彼女でもなんでもないし。
だから。どうこういう資格はないよ!
ただの男友達に彼女がいた。それだけのことだもん!」

・・人って、動揺してる時ほど、言い訳が出てくるものなのかな。
今の私、次から次へと、思ってもないことが口から出てきて止まらない。

「優奈・・・。じゃぁ、聞くけど。
なんで、泣いてたの?なんであの場から逃げ出したの!?」

「・・・。」

「優奈。 いい加減、自分で気付きなよ!
付き合ってるとか付き合ってないとかの問題じゃなくて、優奈は・・」

「私は春斗が好きだよっっ!!!」

本当は気付いてたんだ。
でも、心の奥で、『そんなはずない』ってごまかしてたんだ。

でも、もうごまかしが効かないくらい、
おさえきれなくて、どうしようもないくらい、
自分で抱えきれなくなるくらい、

「私、、私っ、春斗のこと、大好きだよ・・・っ」

私は君に恋をしてたんだ。