また明日 -君と僕の約束-

「俺ら、付き合ってるから。」

「え゛っ」

皆より先に私が声を出してしまう。
春斗、何を言ってるのぉー!?

「な、優奈っ?♥」

春斗は、私の肩に手をまわすと、「俺に合わせろ」って必死で目で訴えてきた。

「うっうんっ♥」

イキナリの交際宣言に、シーンとしていた教室が、再びザワつき出す。

A組のみんな~、嘘だよぉー!付き合ってないからねー!

「ってことで、コイツに手ぇ出したやつ、男だろうが女だろうが、マジでシメるからね。
じゃ、そゆことで、仲良くしてやってね。」

春斗はその後、小さい子をあやすみたいに、私の頭をポンポンして、

「俺が守ってやるから大丈夫だよ。」

ってささやいて教室を出て行った。

・・・うー。

イジメの再発はなさそうだけど、馴染めない気が。

そう心配した瞬間、

「優奈っ!」

クラスのリーダー格で、イジメは遠巻きで見ていたまいかちゃんに話しかけられた。

「っまいかちゃん?」

「ちょっと皆!優奈が学校に来てくれたんだよっ!?
何ボーっしてんの!? 自分が何やったかわかってんの!?」

ま、まいかちゃ・・・。

「優奈っ。本っ当にごめん。ごめんね。
私、何したらいいかわかんなくて、それで、声をあげることができなかった。
ただの傍観者は、一番ダメだよね・・・。本当に本当にごめんなさい。」

まいかちゃんが頭を下げる。

「優奈ちゃん、ごめんね、ごめんね・・」

「佐藤、すまなかった。」

「優奈、ごめん。」

「佐藤さん、ごめんなさい。」

次々と皆に謝られる。

「っ優奈。」

最後に、イジメを仕切っていた真裕(まゆ)に話しかけられる。
真裕の顔を見たら、思い出して、震えてくる。

「優奈、久しぶり。」