また明日 -君と僕の約束-

-優奈-

「優奈、お前の“いい案”ってこれ?」

「そうだよ。私が学校に行けばいい話でしょ?」

我ながら、ナイス☆アイディーアッ!!!

「や、でも・・・お前、教室戻って大丈夫か?」

「う゛っ・・・。」

いじめられて不登校になったんだもん、私。

正直、相当怖いよ・・・。

「大丈夫かっ 俺がついてるからな。
・・優奈って、A組だっけ?」

「うん・・・。春斗は?」

「俺はC。 ・・いつも一緒、ってわけにはいかないよな。」

「っていうか春斗といつも一緒とか、キモいから。」

「う゛わ゛っ。 ちょっと可愛くなったと思ってたのに、相変わらずだな。」

「えへ。」

・・・なんてねw 

嬉しかったよ!いつも一緒って言ってくれて。
恥ずかしがり屋で意地悪な私だから、許してにゃん☆

あはは、ブリッコ優奈ちゃんに、自分でウケるわぁ。

「お前、1人で妄想して1人でウケるのやめろよな。」

「あ、すいません。」

心の声、漏れてるっ!!嬉しかったのは漏れてませんよーにっ。

そうだっ!
漏れても大丈夫なように、心の中で“みかん”を連発しよう!!

みかんみかんみかんみかんみかんみかんみかんみかん・・・

「みかんがどした?」

「うぉっ漏れてるっ」

「いや、書いてる。」

「はっ?」

手元をみると、ノートには大量の“みかん”の文字・・・。

「なぬーっ」

ノートが“みかん”で埋め尽くされる女子高生って一体・・・。

「お前、本当に天才なのか!?」

「あははー。緊張してるからかなぁ~。」

「緊張してんの?」

マジメな顔に戻る春斗。

「そ、そりゃ、ねっ」

「大丈夫だよ。 俺の威力、見てなって。」

そう言うなり、春斗は私の手を握って、A組の教室に入っていった。
ほとんどの人がもう登校していてザワついていた教室は、イッキにしん、と静まり返った。

「お前ら、俺のことしってるよなぁ?」

春斗が言う。皆すっごいおびえてる。

あのー、私、学校いる時、春斗のこと知らなかったんですけどー。
皆さん知っていらっしゃるんですねっ 

知らなかったの、まさかの私1人だけみたいなっ?

「んで、コイツのことも知ってるよなぁ?」

私の心の声は今回は漏れてなかったらしく、私を指差して、ちゃくちゃくと物事を進める春斗。