また明日 -君と僕の約束-

何度も何度も頭を下げる優奈が、母さんと重なった。

「・・・わかりました。佐藤さん、頭を上げなさい。」

校長は、すごく優しくほほえんでいた。

「久しぶりね。よく来てくれたわ。
佐藤さんをここまで変えるなんて、山本くんは、一体どんな手を使ったのかしらね。」

「え、いや俺変なことは・・・っ」

「彼は、私を必要としてくれた。それだけです。」

「あら、そうなの?」

優奈は、誰かに必要とされたかったのか・・・。

「佐藤さんも来てくれたことだし、約束通り、退学はなし。今後、問題を起こさなければね。」

「ありがとうございますっ」

優奈につられて頭を下げる。

「じゃぁ、2人とも教室に戻りなさい。」