また明日 -君と僕の約束-

-春斗-

うっわ。やっぱりなぁ・・・。

朝、学校に着くなり、担任の長崎からの呼び出しをくらった。
そりゃ、バレるよな。

「しっつれーしまぁー」

校長室のドアを開ける。

「山本くん。」

あー。校長までいるよー。  って校長室だからか。

「山本ー、その傷、どうした?ケンカか?」

長崎に言われる。

「さーせーん。」

「ケンカなんだな?ケンカは、それなりの処分の必要があるぞ。」

「わぁってるよ。」

理由はどうであれ、ケンカ、、ってことには間違いはないし。

「言い訳をするなら、今のうちだが。」

「別に。ぶつかってきたから殴っただけの話だし。」

先生に、「佐藤さんがー・・」とか言っても信じてもらえないだろうし。

ってか、優奈の、“いい案”ってなんだよ?
俺、何も聞かされてないんだけど。

「前例がなかったわけではなし、退学ですかね・・」

校長が考え込む。
その時、校長室のドアが開いた。

「ひっひつれいひまふッ!!」

ろれつがまわっていない制服の少女。

・・・!?

俺は一瞬、自分の目を疑う。

・・・えっ!? ゆうなぁ!?

「佐藤さんっ!」

校長が立ち上がる。

「ふぅー。 えっと、山本くんは、男の人に捕まっていた私を助けようとしてくれたんです!」

「え?」

「だからっ!山本くんは、私を守るためにケンカしてくれたんですっ!
それに、私は今日から学校に通います!
だから、山本くんを退学にしないでください・・・っ」

一生懸命に俺を守ろうとしている優奈の手は震えていた。