また明日 -君と僕の約束-

コツッ ゴッ  コンッ


・・・ちょ、何の音っ!?

ベッドにながれこんだままウトウトしてたら、変な音で目が覚めた。

今、23:56 ・・・ちょ、マジ怖いって!
おそるおそる窓の外を見る。
「優奈~!」

聞きなれた声。暗くてよく見えないけど、間違いなくアイツ。春斗。

ぴょんぴょん と聞こえて来そうなくらい器用に私の部屋の窓までよじ登る春斗。
恐るべし身体能力。

「ふぅ。間に合ったぁ~!」

春斗は携帯を開いて画面を見せる。
よくわからないバンドの画像と、23:58。
ニっと笑う春斗。

「今日も優奈に会えてよかった!」

はぁ?

「だって、毎日来る、って約束したじゃんか。今日はさ、いろいろ行くとこあって、中々来れなかったけど、今日も来れてよかったぁ~。あと、2分で約束やぶるとこだったよ。」

「何なのよ、もぅ・・・。」

反撃するつもりだったのに、春斗に会えて少しホっとしている自分がいる。

私、どうかしてるよ・・・。

「俺は・・俺は、優奈自身を必要としてるんだからな。」

え。

「明日は遅くならないように来るから。・・あ、それかお前が学校来るか?
・・・んじゃ、おやすみ。また明日。」

そう言って飛び降りていく春斗。
私・・自身が・・必要?
それは、私が今1番聞きたかった言葉。
それが嘘でも、また明日、って言ってくれる人がいること。

それは、私が明日も生きてていい、ってこと?

春斗の言葉で泣いてしまうなんて、本当、私どうかしている。