………なんで…
私は、いじめられてるのだろうか。
私は、何もしていないのに。
不公平だ。
楽しい学校生活が待ってると…
思ってたのに。
「あ、美紗!
お礼にお弁当、あげる!」
…麻未がそんなこと言うなんて
………おかしい。
「あ…ありがとう。」
お弁当をもらって、開けてみると…
砂(どろ)と虫が入っている。
…やっぱり。
「虫弁当だよぉー☆
おいしいから、食べて!
麻未、美紗のために頑張って
作ったんだ!アハハハ」
…ふざけんなよ。
虫弁当?食えるかよ。
私は、虫弁当を床に叩きつけ、
教室から、でた。
ドカッ
先生とぶつかった。
「安道先生!すいません。」
「…中尾さん。危ないわよ。」
「…………気をつけます。」
私、安道先生…嫌いだ。
こいつも麻未と同じ。
孤独感が心をさす。

