ついた場所は、我々が通っている小川中学校のグラウンド。

タケイシはど真ん中に立ち、目をつむり上を見上げた。

すると、上から光が差しこみ、
タケイシの足か少し浮いた。

そして「みく、今までありがとう。楽しかったよ。また来るからね。」と。


私は驚いたあまり、

「バイバイ…」としか言えなかった。

そして、タケイシは微笑み

ゆっくりと空へ昇っていった。

グラウンドに1人残された私は唖然としてしまった。。

そして、
色んな事を考えた。

タケイシと遊んだこと、くだらない話をして爆笑したこと、など。

タケイシはこんな私といつも仲良くしてくれたのに
「ありがとう。」と言えなかった。

色々考えて涙しか出てこなかった。

私は別れの時言えなかった「タケイシ、ありがとう」を、ぼそりとつぶやいた。

「へへっまた会えたらいいな…」