人、人、人!! しかも女子の群れだし。 その中心にひときわ目立つ背の高い少年・・・。 そっか、あのイケメンくんを囲んでるんだ。 「名前ぇ、何ていうのぉ?」 「メアド、教えてぇ?」 女子の群れから甘ったるい声が響き渡る。 「すごいねぇ・・・」 「こんなんじゃ、自慢できないね」 「えっ、どうして?」 「自慢とかしてると、全校の女子の敵だよっ」 「あーね。でも愛希は瞬さんがいるから安心だねっ」 「まぁねっ」