「ほらね。」と小さくお母様は私にウィンクした。
そうなのかな………。
でも婚約が決まってるんじゃどうしようもないよ………。
「お袋、急なんだが話したいことがある。かなり至急の要件なんだ。
ごめん莉依紗、竜也と先にヘリに戻っていてくれないか?」
大樹の顔がいつになく険しかった。
「分かりました。では私は退出いたしますわ。」
さてなんてお呼びすればいいのか………
目がキラキラしているように見えるんだけど………
「………お母様………。」
「やっと言ってくださったわ!!またいつでも来てちょうだい。私はしばらくいることになりそうだし。」
そんなに体調が悪いのに来ていいんだろうか。
「今度は大樹なしでいらっしゃい。受付に名前を言えば通すようにしておくわ。」
え………。
そこまでしてくださるの………。
「ではお言葉に甘えさせていただきますね。じゃあ先に帰ります。御機嫌よう。」
「御機嫌よう。莉依紗さん。」
緊張した………。
「大樹のあんな顔初めて見たかも。いいもの見せてくれてありがとな、莉依紗。」
え?口調が全然違う……。
「俺だって私的な時はこういう話し方だぞ。慣れてくれ。」
苦笑いされた。
そして、ヘリの前に到着し、先に乗せてもらった。
竜也さんは警備のため、機内には私1人。
緊張が一気にほぐれ、私は意識を手放してしまった。
そうなのかな………。
でも婚約が決まってるんじゃどうしようもないよ………。
「お袋、急なんだが話したいことがある。かなり至急の要件なんだ。
ごめん莉依紗、竜也と先にヘリに戻っていてくれないか?」
大樹の顔がいつになく険しかった。
「分かりました。では私は退出いたしますわ。」
さてなんてお呼びすればいいのか………
目がキラキラしているように見えるんだけど………
「………お母様………。」
「やっと言ってくださったわ!!またいつでも来てちょうだい。私はしばらくいることになりそうだし。」
そんなに体調が悪いのに来ていいんだろうか。
「今度は大樹なしでいらっしゃい。受付に名前を言えば通すようにしておくわ。」
え………。
そこまでしてくださるの………。
「ではお言葉に甘えさせていただきますね。じゃあ先に帰ります。御機嫌よう。」
「御機嫌よう。莉依紗さん。」
緊張した………。
「大樹のあんな顔初めて見たかも。いいもの見せてくれてありがとな、莉依紗。」
え?口調が全然違う……。
「俺だって私的な時はこういう話し方だぞ。慣れてくれ。」
苦笑いされた。
そして、ヘリの前に到着し、先に乗せてもらった。
竜也さんは警備のため、機内には私1人。
緊張が一気にほぐれ、私は意識を手放してしまった。

