「ユリって……重症なの?」


私の方を見て唖然としているからちょっとは落ち着いてくれたのかな?


「これ以外と簡単に落ちるんじゃねえの?」


「見た目でもDはあるし……美味しそう。」


「お嬢様、大人しくしてくれたら気持ちよくさせてあげますよ。」


ぎゅっと私の手を真理亜様が握る。


「分かりましたわ。」


男たちの前でなるべく妖艶に微笑んで、気を緩ませる。


真理亜様を落ち着かせるためにそっと耳元に近づいた。


「………お姉様、なるべく遠くへお逃げください。」


「でも!ユリ、あの男たちの言っている意味わかっているの!?」


「………さあ?だけどお姉様と私、どちらが大事ですか?お姉様はお逃げください。」


………泣きそうな顔は演技なの?本心なの?


「………言うこと聞くわよ……あなたって頑固なのね。」


「………よく言われます。」


背中をそっと撫でで、男たち方を向いた。


「お嬢様、覚悟はできた?」


「ええ。気持ちよくしていただけるんでしょう?」


一歩ずつ男たちの方へ近づいていく。


真理亜様が少しずつ離れていくのを確認して私は1人の男に近づいた。


「そうそう大人しく………。」


………舌なめずりが気持ち悪い…………


感情を押し殺して、笑みを貼り付けながら男の肩を触った。


いつもは滅多に外さないブラウスのボタンを3つ開けて。