ガコンッ...ガコンッ...

春「結構、上まで来たね♪」

今、私たちは観覧車に乗っている。

詩乃「景色、綺麗だねぇっ!」

世の中もこんな風に綺麗だったら、あんなことは起こらないのにね。

叶多にぃ………。

私たちは皆、叶多にぃが起きてくるの待ってるから…早く起きてね。

早く起きてきて、私を安心させて。

ヤバッ

涙が出そうになるよ。

でも、隣に春くんがいるから泣いちゃダメ。