「転校生だって!気になるよな?」 「え、別に。」 「女の子かな?女の子だったらいいな」 さっきから、隣で中学生のように 1人で、はしゃいでるのは 幼馴染であり、親友の野村愁。 こいつに関してはチャラい。 「お前、もういい加減一途になれよ。 だから彼女できねぇんだよ。」 「うるせぇな、彼女もろくにできねぇ お前なんかに言われたくねぇわ。」 俺は、はいはいっと 流すように接した。 俺、神崎楓真。17歳の高校2年生 彼女はしばらく作っていない。