風が吹く。 春なのに冷た風が私を包む。 「慰めてくれるの? 私はいつになったら、逃れられるんだろう・・・」 私は自分で自分を抱きしめるよう腕を組んだ。 「お前何を抱え込んでるんだ」 私は声のする方を向いた。 聞かれた・・・ 言ってはならないこと・・・ 聞かれたらいけないことを 自分の体温が低くなっていくのがわかる。