「泣かせないから……って何……?」 ポロっと無意識に言っていた。 「お前のこと…中学から知ってるし……アイツと付き合ってたの知ってたからさ?」 アイツ…………って、 基夜のことだよね 「なんで?」 「なんでって……聞かれると困るな…まぁ、言えるのは、お前らけっこう知られてたからかな?……ほとんどのやつらは知ってるよ」 さすがに、そこまでだとは思ってなかった。