目の前に広がる君の背中
あの時はまだ、私より下にあったはずの君の目線
とっくに私の届かないところにいってしまったそれは、
今はどんな風景を眺めているの?

目の前に広がる君の背中
反対側を覗くことは、私には決して許されず
時折聞こえてくる君の笑い声
その声を紡ぎだしている唇を
その楽しさを見据える瞳を
その喜びを湛える笑顔を

私にも見せて














__願いは届かず、私は君の背中を見つめ続ける