「そうかなぁ?」
「ほら、呼んであげなよ。ね、お母さん」
直子が話題をダイニングテーブルで読書中だった知美を呼ぶ。
「ん?」
振り向いた知美に気付かれないように、直子が瑛太を突く。
「あ、え…。お、おか…おか…」
おか、までは出るのに、そのあとが続かない。
「ほら、早く」
直子が耳元で囁く。
「おか…――おかずはカラシで!」
ペシィッ!直子は瑛太の後頭部にババチョップを決める。
「あだっ」
「おかずはカラシ?じゃあ、今夜はおでんにするわね」
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