男嫌いな演技上手

「よぉーし!!行きますか。」


テンション高めな私はさっさと部屋を出ようとする。


「え?!水城はやっ!!まだ着替え始めて3分しか経ってない!!」


・・・と言ってるのは愛しの愛しの美希奈。


それにしても・・・

「美希奈おっそーい!」


「水城が早いだけだから!!ちょっとまって、すぐ着る」


そそくさと着替えを再開する。


「てか、あっつー」

美希奈は着替え中だけど私もうウェアー来てるし。


張り切って帽子までつけて準備万端だし。


「ウエアーの上まで着るからでしょ!!」


「えぇーでも脱ぐとめんどいじゃん」


「あー。はいはい。私がさっさと準備すればいいんですよねー」


・・・もうあれから10分経ってるしね。


「よし!おわったよー!!」


美希奈が叫んだので振り返ると・・・


「キャーーーーーーーー!!!美希奈かっわいぃー!」


抱きつく。


「ぐぇっ。・・・は、はなして・・みず、き」


「あは。ごっめーん。いこっ?」