男嫌いな演技上手

「だから、美希奈のせいで夕飯燃え尽きて、キッチンも燃え尽きたんだよ」


・・・あぁ??


「んなもんしるか。自分の家のことくらい自分でやれ。ってか馴れ馴れしく名前で呼ぶな。キモイ」


「んなハッキリいわなくても・・・。」


はぁ・・・なにこいつ?


「今夕飯作ってるからインターホン押さないでくれる?」


ったく。あたしンちまで火事になったら困るし。


まぁ、もう作り終わって、食べるとこだけど・・・


明日の分もと思って多めに作っておいた。でも、こんな食べれるか心配だな・・・


明菜ちゃんを呼ぶか。


「え?マジ!?じゃあさ、多めにとか作ったりしてる?」


「は?まぁ、作ってるけど・・・」


ってかインターホンのとこだから話しづら・・・



「なんでも1個するからさぁ、夕飯食べさせてくれない?」


・・・こいつ。どこまでずうずうしいんだよ!


「なんであんたの夕飯を私が用意するの?!意味わかんないし!!」


「そこをなんとかっ!昼もくってねぇんだよー。なんでもする!!なんでもするから!!」


ふーん。なんでもするんだ。