男嫌いな演技上手

ピピーッ!!

「集合!!」

体育の時間。


私はダルイながらもバドミントンをしていた。


最初からゲームさせたくれるから、そういうとこは好きだ。


コソコソ・・・

「美希奈、終わったらちょっと練習してかない?」


・・・と話しかけてきた見知らぬ女子。


ってか、めんどくさ・・・


一瞬イラッっときたけど、笑顔で返す。

「ごめん。ちょっとやることあるから・・・」

キャラ維持。キャラ維持・・・

「あぁ、そっか。学級委員だもんね!がんばって。」

じゃあ、またね!といって走り去っていく見知らぬ女子。


教室に戻る・・・と


「今日のサーブとか、プレイ凄すぎっ!!」

「なんでそんなに上手いのーー?!」

「コツってないの?」

「習ってるとか?」

というような声・・・めんど・・・。

多分、今日やったバドミントンのことだろう。