次の日。
なにやら廊下が騒がしい。
いや、いつもうるさいけど。
今日はまた、これはまた…ってほど。
「神谷ー!」
…なんだ。水城ちゃんか…。(失礼)
「なに」
「うっわ…相変わらずそっけないわね…」
別に普通だろ…
お前がテンション高すぎなだけだ
…と、横から一言言ってやるつもりだったが
「そうそう!悲報よ!あんたにとってね」
あーはいはい。
ってか俺の反応は無視なのね。
あ?悲報?
「なんだよ、悲報って」
「なんと、今日から2週間ほど美希菜が来ません!」
…そのテンションで言う?!
仮にも気持ち知ってて言う?!
楽しそうに?!
なにそれ、超重要な悲報なんだけど。
そんなことより理由は?
「は?なに、風邪とか?」
「あれ、あんまり反応がよくない…というか薄い反応ね」
「うるせぇ」
いますごく嫌そうな顔をしていたんだろう。
とっても楽しそうに笑ってる。
Sっ気あるな。つかドSだ。
「で、なに、理由は?」
そう聞くと
「ふふふふ」
と不気味に笑ってから
「まぁ女の子には色々あるのよ~」
と、意味不明な発言をして自分の席に戻った。
なんだアイツ。