美希菜side


「だめ、これ俺の。」


……俺のってなによ、私はものか!!


「神谷…くん、なに言ってるの?」


「お、れ、の。」


不覚にもドキッとしてしまった…


一応、キャンプファイアーの輪に入りたくないのを配慮してくれたのだろう。


さんざん誘ってきたくせに強行はしないのだ。


やっぱり優しい。


「神谷、帰ろっか」


「んー。まぁそうだなー」


はぁー!つかれたっ