男嫌いな演技上手

「誘えません!無理です!第一こんな格好で回れってのが可笑しいのよ!!」

只今自由時間突入しました。


……が。


「ごめんって、後夜祭でイベントあるからそのままにするようにってさ…」


「そんなこと知りません!私は着替えます!って……」


「き、着替えなら…あの子達がさっきパフェをバチャッとしまして。今洗っています。」


うわあああ!!


なんてことだっ!自由行動もこの格好とか!


自由行動はともかく、こんな格好じゃ目立っちゃうし。似合ってないのに。


「絶対誘えない…目立つの絶対だめ…てか神谷だって、こんな格好の私連れて歩きたくないって…」

あぁ…一人で回るかぁ…


「いや、そんなことはないと思うけど…」


「いや、あると思います…一人で回るかぁ…あうー」


「いや、一人での可能性はない。っていうか誰かに守らせないと私が一人は許しません!」


なんで一人の可能性はないのさ。


守らせるってなにさ。



「あ、ほら来た。ちゃんと断ってよね。あ、美希菜女子にも人気だったわね。女子からのも断るのよ!」


なにを…


「あのっ!一緒に回らない?」


なっ、なんて親切女子っ!!


でも知らない子だな…


「ちょっと!ちゃんと断りなさい!」


小声で水城が叱咤してくる。


いい人なのに…


「あのっ!私とわまってください!」

「いや、俺らとまわんね?」

「クレープおごるよ!」


あーぁ…と、水城が呟いてるけど。


えっと。みんなでは…無理だよね?


うーん。


「ごめんなさい。私はえっと、あの……「俺と回るから」」


っえ。


「神谷!……くん」


「じゃ、そういうことだから」

「ちょ、ちょっと!」


水城はいってらーなんて笑ってる。


状況がつかめません。