男嫌いな演技上手

「美樹菜…ちょっとこい!」



「え…っきゃ!」


休み時間、急に呼ばれたと思ったらてを引かれて空き教室へ。


「神谷!ちょっと、いたいんだけど……」



強く引っ張られたため手首があかくなってしまった。


「あ、わり…」


「何か用?」


「お前、コスプレだろ?しかもメイド……」


あぁ、もう、今まで忘れてたのになぜ思い出させるかな…



「そうよ。それがどうしたの。せっかく今まで忘れてたのに…」


「いや、俺は見たいんだけどさ~ちょっと、美樹菜隙ありすぎて心配?て言うか絶対襲われる…」



「なによ、そんなか弱く見えるの?」


どうにかするわよ。ったくもう。


「いや、でもコスプレは……」



「水城がいっちゃったからもう無理だったの。」



「は?あいつ…絶対美樹菜のメイド見たいだけだろ」



え、エスパー?!



「よくわかったね。まぁ、しょうがないじゃん」


「美樹菜がコスプレするなら俺もする」