お昼。


「みーきな、ご飯食べよ!!」


いつものテンションの高い声で半分叫ぶようにして誘う水城。


いや、いつもよりテンション高いような…?


「どうしたの?ちょっと、いつも以上に顔がニヤニヤと……」


「えーうふふ。ふふふふふ…」


こわっ!!


「な、なによ、こっち見てニヤニヤ…」


「いや、美樹菜がさっき普通に男子としゃべってたし?男嫌い克服?」


「まぁ、トラウマから解放されたから大分大丈夫になったかも」


「なんか嬉しくてさ。また美樹菜は恋してるみたいだし。」


……え。


「あれ?話したんだっけ?」



「顔にかいてありますよ」



「っよ、名探偵水城。」


「いやぁ、どうもどうも」


なんて変な会話をしつつ、食堂へ向かう。