ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ！



先生が教室を出てった瞬間クラスメイトが三樹…となぜか私に近づいてくる。



「美樹菜ちゃん！！三樹くんとは知り合いなの？！」


「ねぇ、どういう関係？！」


「え？！付き合ってるの？！じゃあ諦めるしかないか…」


とかいろいろ…



「付き合ってないよ…あはは」


私は苦笑いを突き通すしかない。



あ？付き合ってないから。なにいってんの？とでも言いたいんだけど。



まぁ、無理だし。



「美樹菜……なんでこいつがここにいんのよ。なんなのよ。昨日いきなり謝りに来たんだけど。」



水城が渋い顔で話しかけてきた。



そりゃそうもなる。


「許してないの？」



「え？あぁ、いや、許したけど。私にしたことについては？あ。美樹菜にしたことについてはぜんっぜん、許してないけど」


「私はもういいだけど…」



「よくないの！！」



……でも、許したんだ…。



よかった。


「美樹菜？私が怒ってるのになにニコニコしてるのよ？」


「よかったなって。」



「……そうね」


水城も照れ臭そうに笑った。