言葉が降り落ちてきた。



力強い声が。少し怒ったような声が。


「っえ?」


「なっ!部外者は黙ってろよ!!お前なんなんだよ!なんにも知らねぇじゃん」


雅英も声を張り上げた。


「知らねぇよ。だから、関わんじゃねぇよ」


あまりにも冷静な声で、私も声が出なかった。


「いくぞ…」


そう一言いって、歩いていってしまった。


私もその場にいたくなくて。



……追いかけるしかなかったんだ。



あのときも。