男嫌いな演技上手

「なに?俺に会いたかったの?付き合いたいとか?俺には彼女がいるから無理。」



「付き合いたいわけ無いでしょ。浮気性。・・・死ねばいいのよ。


あんた今何人と付き合ってんのよ?」



「一人だよ。この子」



隣の女の肩を抱く。




















「やっぱり・・・」



そう呟いたのは・・・私の声でも、雅英の女の声でもない。



今の私の親友の声だ。



「え?水城?





まさかっ」





「私の・・・仮彼氏よ。やっぱりこの人と付き合ってたんだ」



また怒りが倍増する。



「あんたまた同じことしてんの?!また私の親友を殺そうとでもしたの?!ねぇ、答えなさいよ!水城は・・・やっと・・・」