男嫌いな演技上手

美希菜side



「あ!かっこいい!」「ほんとだ!」「話しかけてみようよ♪」「えーでもさぁ?」「いいじゃんいいじゃん!」


うるさいと思ってたら、そこら辺にいた女二人が神谷涼介に近寄っていく


……ケバッ


パンダだよ、パンダ!


うける。


「あのぉ~。一人ですかぁ?よかったらぁ、私たちとぉ遊びませぇん?」


あーあ。話しかけてるよ


めっちゃ猫なで声。


って、神谷涼介ガン無視だしっ。


いくらあれでも答えるくらいすればいいのに



「あのぉ、私声小さくてぇ、聞こえてなかったみたいでぇ、ごめんなさぁい…私たちとぉ、一緒にあそびましょうよぉ」


何て答えるんだろう…?


少し悲しくなる。


「煩い。お前らよりマシなのときてるの。わかる?」


そう答えた神谷涼介に少し安心してる自分がいた。

って!何を考えて……!


しかも「マシ」ってひどっ


一人で百面相してると神谷涼介が帰ってきた。