「なんだ‥夢か‥」 目が覚めると夕焼けで空がオレンジ色に輝き始めていた。 「はる兄‥」 あの女の人は誰だったんだろう。 彼女かな。 はる兄かっこいいもんね。 「けいちゃーん!いつまで外にいるのよ。少しはお手伝いしなさーい。」 いつまでも外にいる私に呆れてキッチンの窓から顔をのぞかせたのは笑顔がかわいい私のお母さん。 私はお母さんに似たんだな。 「はーい。今行くー。」 はる兄に会いたいな‥。