「やめて、やだ、助けて…
ひな兄、やだ。」
ひな兄、いかないで。
なんで…なんでよ。
「嫌がる顔も可愛いねー。」
ドン
「綺羅!!!!
おい、お前ら俺の女に何やってんだよ。」
「お、お、おい、に、逃げるぞ!」
やだ、やだやだやだやだ。
誰かが私の肩に触れる。
「ひゃっ、触らないで、やめて。」
殺される衝動に襲われる。
「綺羅、綺羅!大丈夫、俺だよ、唯斗だよ。」
「嘘、嘘、私を殺しにきたんでしょ。
ひな兄を返してよ。」
ぎゅっ
抱き締められ、なんだか安心する私。
「綺羅、大丈夫だから、安心しろ。
俺はずっと綺羅のそばにいるから。」
その言葉に自然と力が抜ける。

