14歳~中学生の私~




───ゆりあside───


キーンコーン…

予鈴がなった。

「あ…、授業終わったんだ…。」

教室戻らないとな…。



ガラッ

いきなり、保健室のドアが開いた。

「…だれ?」

恐る恐る見ると…

「ゆーりあっ!」

奈美だった。

一瞬、武斗かと思ってしまった自分がいる。

「あ…!奈美。ありがとう。来てくれてっ!」

「どういたしまして!もう大丈夫?」

少しは楽になったし…

「うん!大丈夫だよ!」

「そっか。よかったっ!」

奈美は心配してくれていたみたいだった。

「じゃあ、教室戻ろっ!」

と、奈美が意味深な笑みを浮かべてそう言った…。

「……?」