俺が岡にものを訪ねると、 岡はわからないといい、決まって拓馬という男子に訪ねる。 俺はそれが気にくわない。 しかも、拓馬は心なしか、嬉しそうだ。 拓馬も岡のこと好きなんだろう。 そして岡は、拓馬から聞いたことを丁寧に俺に教えてくれる。 …でも、拓馬から聞いたことじゃあ嬉しくない。 岡には悪いけど…。