「…朔、お前のせいちゃう…」

勇翔は俺に声をかける
俺はそんなことで
俯いてた訳じゃない

悔しかったから

「そんなことじゃない…から」

「朔良…」

「ま、こんなしんみりしてると、余計京は悲しむわよっ!飲みに行くわよーっ!あ、朔南に連絡して」

春美は空元気だった
でも、その通りかもしれない

いつまでもこんなんだったら
京香も呆れるかもな


「せやな!なら、いっちょ行きますかぁっ」

勇翔はいつも通りに戻る
コイツはこれが一番ピッタシだと思う