キミが教えてくれた

荒川のことは胸の奥で閉じ込めておこう


あたしは棚に食器を入れる


―ガチャン

隣から食器が落ちた音がした

隣を振り返ると朔が倒れていた

「朔っ」
朔のでこに手を当てるとめちゃめちゃ熱かった


「久々…ヤバいかも」
息の上がった朔はあたしに助けを求めるかのように腕をギュッと握る


こんな時言うのはなんだけどめちゃめちゃドキドキしてきた