キミが教えてくれた

「あららぁ~こんなに酔っ払ってんじゃん
お母さんーっ朔今日、京の部屋に置いとくわよ」

そういってはるねえは
朔を指差す

「はいはい~」
お母さんはニコニコ顔で対応する

「はい、京運んでっ」
はるねえがあたしに朔を渡す

朔はいつもの甘い香りがなくなり
少しお酒臭くなっていた

あたしは、引きずるように
朔を1階の自分の部屋に運んだ

「ん…京香…?」
少し寝ぼけてるけど

あたしの存在に気づいた朔が声をかける
「ん?何?」

答えたころにはまた熟睡していた
朔をベッドに乗せ
あたしも同じベッドに座った