キミが教えてくれた

2人の飲み会は

夜遅くまで続いた
朔はぐったりと顔を真っ赤にして寝ていた

―ガチャン
「ただいまー」

はるねえの声がした
最近はるねえは朝帰りが多いけど

今日は早かったほうだ

はるねえに早速今日のことを話した

はるねえは
「よかったじゃんっ」
とあたしの頭をぐしゃぐしゃにした
そしてあたしを抱きしめてくれた

ほんのりボディーソープの匂いがした



「あたしもそろそろ…ね」
そうはるねえはあたしに囁いた