そんなことを思っていると、はるねえが帰ってきた

「ただいまーっあれ?京?」
やばいっあたしはそう感じ
朔から抜け出そうとした…がそれも虚しく
どんどん力が強くなっていく

「由里…」


だからっ

「あたしは京香だってばーっ」

つい大声を出してしまった

―ガチャン

あたしの部屋のドアがあいた。
「ちょっ、京大丈夫?!」心配そうに言ってたけど顔は笑ってる

ひ、ひどいっ
あたしは少しだけはるねえん睨んだ

するとひょいとあたしの体が浮いた
そしてベッドから出れた

「あ、ありがとうございます」
知らない男の人が前にたっていた