あたしはまた大勢を元に戻した
朔の汗ばんだ手があたしの腰に触れる

「あ…」

朔が声を上げて吃驚してしまいつい体を朔のほうを向いてしまった

朔の朝とは違って熱い唇があたしの唇にあたる


…でも朔は寝てるみたいだった
寝ぼけて…かな

「由里…」
朔が口にした人…由里?
誰だろう
ま、あたしは好きでもないし妬かないけど