私と美幸は別々の高校に入った。
お互い女子高であり、
男のえぐい話などで何度となく盛り上がった。
私達は似ている。
趣味や、行動。言動など、
あらゆる点で、私達は気があった。
小学校の頃、
あれほどイガミあっていたのが嘘のようだ。
女の三人は、タブーである。
二人だと、全てがうまく行く。

私達の親友ぶりは、半端ではない。
毎日遊んでも、したいことは尽きないし。
話だって途切れない。
途切れた所で、カラオケに行く。
美幸との時間は宝物だった。
美幸がいれば、何もいらないって言える程、
彼女が大切だ。
食べる事が趣味の私達は、
何かいつも口にしていたせいか、
見た目まで、似てきた。
夜食、食べ放題のたぐいは、
美幸なしではありえない。
年を重ねる毎に、二人共丸々してきたので、
私達はダイエットの趣味を増やした。
新しいダイエット法を見つけると、
すかさず二人で試しては、失敗したものだ。
二人共、意欲は人一倍だが、
根性の無さもまるで似ていた。
私達は一緒に成長してきたのだ。